大恋愛の末、ようやく実った彼との結婚。式ではみんなから祝福され、本当に幸せいっぱいでした。
でもそんな甘い時間も、たった数日で消えてしまいました・・・。
私たちのハネムーンはニューカレドニア。天国に一番近い島で、二人っきりでのんびり過ごせる8日間は、
行く前からお互いに楽しみにしていました。彼は仕事が忙しいこともあって、普段はなかなか長期のお休みが取れず、
彼もよっぽど期待していたのかガイドブックを読んでいる姿を見ることもしばしばありました。
ニューカレドニアは私が思った以上に素晴らしい場所で、このまま住みたいと本気で考えたほど。
彼も私と同じくらい感動し、「来て良かったね」と何度も繰り返し言いました。
ここまでは特に問題もなく過ごしていたのですが、ホテルに戻ってから彼の態度が変わってきました。
部屋についた私は荷物の整理をして、シャワーを浴びました。途中、洗顔フォームをスーツケースに
入れたままにしていたことを思い出し、慌てて彼に持ってきてもらおうとシャワーの水を止めたそのときです。
彼の笑い声が聞こえてきました。「ん? 」と思い、ドアを少し開け、耳をすませると誰かと電話している様子。
「まさか、女? 」彼が二股をかけたまま結婚したのか、と疑いましたが「また電話するよ。おやじにも宜しくな」という声が。
どうやら彼のお母さんと電話しているようでした。私は「無事に着いた」という報告をわざわざしているのかと考え、
特に気にしませんでした。
ところが翌日。「おまえは家に電話しないの? 」と彼から質問されたのです。私はもう彼のお嫁さんですし、
新婚旅行だから実家に連絡する気はまったくなかったんですね。だからそのこと、彼に伝えたんです。
すると彼は「そう・・・」とだけ返事をして、さっさとシャワーを浴びに行ってしまいました。
そのときも私は彼の態度を深く考えず、彼がシャワーから出てから私もシャワーを浴びたのです。
シャワーを浴びはじめたら、昨日の彼の行動を思い出しました。まさか・・・。
私は昨日と同じように、またシャワーの水を止めて、そっとドアを開けてみたのです。
なんと彼はまた今日も電話中! 会話の内容を聞きつつ、彼にばれないように少しずつドアを開けてみました。
「そうかー。日本ではそんな事件があったんだ。やっぱりちょっとでも日本を離れると、情報が入らないからな。
ま、おふくろも気をつけろよな」という声。そうなんです、夫は今日も自分のお母さんと電話していたのです。
結局電話は帰国する前日まで続きました。今まで気がつきませんでしたが、彼とお母さんは大変仲がよく
何でも相談しあう間柄だいうことがわかったのです。悪く言えばマザコンって奴です。
これから二人で暮らし始めても、何かあれば毎晩のようにお母さんに電話しそうな夫は嫌ですよね。
新婚旅行のお土産もお母さんのものが一番高級だったし、だんだん彼が怖くなって離婚を決意しました。
どうせなら、女が他にもいるとかで離婚したほうがまだ良かったー(泣)。