失敗派1
体験談1 「ブルー・ブルー・ブルー」
主人はオーストラリアのケアンズ生まれで、高校の英語教師として日本に来日しました。
実は私、高校の英語教師をしていたので、主人とは職場結婚になります。
日本語がまったくわからない主人は、学校にいる間、私と会話していることが多くプライベートでも出かけることがあり、スムーズに交際がスタート。そして結婚に至ります。
英語教師をしていたくせに、今まで2回ほどしか海外に行ったことがない私。
だから主人の母国の話など、興味がありつつも納得いかないこともありました。
というのも、主人の話では「オーストラリアではカンガルーやクロコダイルを食べる」とのこと。私はずっと日本に暮らしていたので、あまり牛や豚などを除いた動物を口にすることが考えられないのです。そこで私が「そんなもの食べるの?」と聞いたから大変。夫は突然怒り出し「なんだ、その言い方は!君は僕の国をバカにするのか?」と大声をあげ、家を飛び出してしまいました。
私にとっては、そんな大した発言ではありません。でも、主人には国の料理をバカにしていると思えたんでしょうね。でもカンガルーはかわいいし、それを食べるのはどうも納得いきませんでした。
結局その日の夜、主人は戻ってきませんでした。
私は今日あったことを、親友に電話で報告しました。すると親友は「あなただって、日本は鯨食べていた。
サイテー!とか、あんな気持ちの悪い、いなごの佃煮とかも食べるの?とか言われたらどうする?
嫌な気分になるでしょう?国にはそれぞれの文化があるんだと思うの。国際結婚なら特にもう少し物を考えて話しなさい」と忠告してくれたのです。
主人には翌日謝って、私たちは和解しました。この件がきっかけで、国際結婚の難しさもわかりました。今でも互いの国の料理(家庭料理も含めて)は、けなさないように。 |
失敗派2
体験談2 「ジョニー」
夫はイギリス人で、私がアルバイトしていた回転寿司の常連さんでした。
実は夫はバツ一で、以前日本人の人と結婚していたこともあり、日本語は不自由なく話せます。
私は英語があまり話せませんので、夫との会話は日本語です。
交際が始まって少したってから、以前の奥さんがほとんど料理をしなかったことを知りました。
前の奥さんは仕事が多忙で、子どものいない夫婦は仕事帰りに時間をあわせ、外食が中心だったそうです。それを聞いた私は「よし、彼に日本の味を食べさせるぞ」と決めました。
入籍してから、私はアルバイトの時間を変更し、夕方早めに帰宅して慣れない料理を作るようになりました。夫は最初驚いたようですが、「ありがとう」と感謝の言葉もありました。
ところが1ヶ月ほどたつと、夫から「今日は仕事でみんなとご飯を食べるから」と家で食事する機会がぐんと減りました。お休みの日だって「たまには外で料理を食べよう」と外食ばかり。なんとなく私の料理を食べない日々がすぎました。
あんまり長いこと料理を食べないので、私もイライラ。だって毎晩私一人で食事をし、前日の残り物も食べたり処分したり・・・。それなのに夫はご機嫌で酔っ払って帰宅するんですよ。
ついに私も切れてました!
「どうして私の料理、食べてくれないの」と怒鳴った私に、「最初は嬉しかったけど、きみの思いが重過ぎて。残したら睨むし、毎日お箸を使った料理ばかりだし」と言い返してきたのです。夫の好きなものは、和風より洋食。でも、私の作る一般的な日本料理。
夫に精神的な苦痛を与えていたようです。それからは無理して料理を作るのをやめ、その時間を自分磨きにのため読書したり、たまにアルバイトも入れました。
たかが家庭料理でも、夫婦の大きなもめごとにもあるんですね。勉強になりました。
|